台湾は海外デビュー初心者向け?
台湾で会社を設立するとどんなことが待ち受けているか…
それは、一気に大中華圏(中国語を使用する中国・シンガポール・香港・マレーシア)への市場アピールがしやすくなることです。特にインターネットでの販促がメインの現在において、同じ言語を使用しているということだけで、市場からの注目度は大きく異なります。
そして、台湾の法制度は日本の法制度の一部を参考にして作られた経緯があるため、規制関連のアウトラインは日本に近い部分が多く、中国や東南アジアに比べてわりと整備されているため、海外デビュー初心者向けの地域といえると思います。
もちろん、日本人はあくまでも外国人・外国法人としての制限や諸手続きが必要になるのでそのあたりを留意しながらビジネスを進めていく必要はあると思います。
外国人投資条例
台湾での会社設立の手続きは日本とほぼ似ていますが、一つ留意しなければならないのは“外国人投資”であるという点です。
日本人または日本法人が台湾で法人設立を行う場合には、経済部投資審議委員会の外国人投資条例が適用されることになります。
この条例により、法人設立時に内国法人(台湾)よりもひとつ審査手続きが多くなるわけです。
参考:外国人投資条例
http://www.moeaic.gov.tw/system_external/ctlr?PRO=LawsLoad&id=2
実は簡単!台湾での会社設立
実は台湾での会社設立はとっても簡単なんです。日本と異なる点は、会社の事業内容にネガティブリスト(たとえば武器の製造販売や電力供給等、外国人・外国法人が従事することのできない業態)と登記住所に気を付ければ大丈夫です。
なお、ネガティブリストもすでに公表された一覧表がありますし、事前審査制度があるので資本金等を振り込む前にあらかじめ当局に事業内容や登記住所、会社名のチェックを受けることができます。
ネガティブリスト(経済部投資審議委員会のHPより)
http://www.moeaic.gov.tw/system_external/ctlr?PRO=LawsLoad&id=3
2013年6月17日行政院院台経字第1020033527号令修正発布[:]