2016年11月7日付の台湾の経済部統計局によると、台湾小売業界の売上高は2016年1-9月期において前年同期比8.4%増となる過去最高の成長率を発表しました。
米国が前年同期比1.8%増(2016年1-8月)、日本が同△2.7%減(2016年1-8月)であることと比較すると、台湾の小売業の好調さがうかがえます。
業績が好調な要因としては、消費者ニーズにこたえる形で取扱商品を多品目化したことや、決済手段を拡充し、現金中心からの交通系電子マネー等といったキャッシュレス化を普及させたことにあるようです。同統計局によると、2016年1-9月期における新規出店数は前年12月末比で80店の純増となっており、スーパーマーケットの台湾全土の店舗数は2016年9月末現在2,025店、1店舗当たりの平均来客数は11,615人/1店舗となっています。
台湾でも決済手段の多様化が消費者動向に大きく影響を与えているようです。