2016年11月29日付中央広播電視台より
台湾経済部(日本の経済産業省に相当)は、台湾企業のブランド力を評価する「2016年の台湾国際ブランド企業の上位20社」を発表。トップ20入りした企業は電子メーカーからスポーツヘルス、テクノロジー、飲食業、リース業等、多業種にわたる。うち、パソコンブランドのASUSは昨年に続き4年連続で1位を獲得した。なお、今年は金融機関が初めてトップ20入りを果たし、中国信託金融ホールディング(CTBC Holding)が4位となった。
トップ20社のブランド価値の総額は92.43億米ドルと昨年度より3.21ポイント増加した。この結果を受けて、経済部工業局局長の呉氏は多業種にわたり持続的な経済成長を果たしていると評価。台湾では国家の経済戦略としてEMS(electronics manufacturing service の略であり、電子機器の受託生産を行うサービスのこと)から、自社の独自ブランド育成強化に力を入れており、高付加価値化による生産性向上を目指している。
なお、トップ20にランクインした企業には、ASUS(華碩電腦)のほか、CTBC(中國信託商業銀行)、HTC(宏達國際)、UNI-PRESIDENT(統一企業)、TRANSCEND(創見資訊)が含まれる。