Q
統一発票とは何ですか。
統一発票とは、日本の消費税と同様の最終消費者が負担する付加価値税のことで、その計算方法はどちらも基本的には売上にかかる税から仕入時に支払った税を控除することにより計算します。日本では企業が社内で記録している仮払消費税と仮受消費税を元に自主申告するのに対し、台湾では取引時に発行される発票という証明書が根拠となります。
すなわち、仕入時に支払った営業税を売上営業税から控除するには、この発票を相手に発行してもらい、これを税務当局のシステムで認証することによって初めて支払営業税の控除が認められるのです。また、購入したモノやサービスを原価や経費に計上するためにも、この発票の保管が必要となります。
一方販売側は取引相手の求めに応じて発票を発行すると、これが税務局のシステムに残りますので、売上を申告せざるを得ないという仕組みになっています。