台湾進出
中国資本の出資制限
台湾では2009年6月30日に中国投資者の台湾投資に関する法令が制定され、従来禁止されていた中国本土からの投資が可能となりました。しかし、他の外国投資と同じ業種が開放されているわけではなく、ハイテク産業を含む一部の業種への投資に制限されています。中国投資者は原則、「大陸地區人民來臺投資業別項目」(中国人資本法人ポジティブリスト)の掲載項目に基づき事業活動をします。
中国出資者の定義
中国の個人、法人、団体、その他機関による直接投資、あるいは第三国の投資先会社(直接または間接的に30%以上の持株を有している、または実質的に支配している場合を言う)を経由した投資を意味します。
間接出資比率30%の意味
仮に香港法人から出資していても、最終株主が中国人または中国法人である場合、以下の計算式により、中国資本比率が算定されます。
計算式:a%+(b%*d%)+(c%*e%)
計算結果が30%未満の場合、一般外国資本と同じ扱いになりますが、30%以上の場合には中国投資の制限を受けることになります。