台湾の証券取引市場

証券取引市場の概要

台湾の証券取引市場には、①集中交易取引所「TWSE」(Taiwan Exchange Corporation)、②新興企業向けの集中交易取引所「TPEx」(Taipei Exchange)、③エマージング市場(興櫃市場)の三つがあります。

1. 二つの上場市場
  • TWSEとTPExはともに上場会社の有価証券の取引が行われる場所ですが、資本金、収益力、資本構成、株式分散状況により審査基準が異なります。
  • なお、いずれの市場であっても、ハイテク産業に関しては、台湾国内産業育成の目的もあり、一般事業よりも上場・店頭要件が緩和されています。
2. 興櫃市場とは
  • 興櫃市場とは、一定の条件を満たす公開発行会社の有価証券の取引が行われる場所です。
  • ブレIPO市場としても位置付けられており、台湾企業が上場する場合には必ず興櫃に登録し、一定期間取引しなければなりません。
  • 一方、外国企業については、すでに自国で上場している場合、興櫃への登録義務はありません。
3. TWSEとTPExの基準

  1. 直近二年度の税引前純利益が払込資本金の6%以上であり、二期連続収益力が増加していること等
  2.  直近一年度の営業利益及び税引前純利益が払込資本金の4%以上であり、累積損失がないこと等
  3.  直近一年度の純資産額が払込資本金の2/3以上であること
    参照
    TWSEホームページ
    TPEx参照ホームページ
上場までの流れ

上場及び店頭登録を行う場合には、先に「興櫃」への登録が必要になります。

用語説明
1. TWSEとは

日本の東証に相当する市場であり、台湾証券取引所(台灣證券交易所股份有限公司)が運営しています。審査基準は最も厳しいですが、資金調達力のアップやブランド力、社会的な信用力が高く、台湾のグローバル企業はほぼここに上場しています。

2. TPExとは

旧GTSM(Gre Tai Securities Market)を引き継いだもので、成長ポテンシャルの高い企業新規上場及び資金調達する際の取引所として利用されています。業態としては、新興ハイテク産業、バイオテクノロジーや医療産業、クリエイティブ産業、中小企業及び零細企業が中心となっています。

3. 興櫃とは

企業が株式を上場する前に、証券市場の関連法規を熟知させ、企業の知名度を高めることを目的に、国内企業又は他の取引所に公開していない外国企業が公開発行後、タイペイエクスチェンジの興櫃(エマージング)登録申請することを指します。

4. 公開発行とは

一般的には、企業の財務・業績状況を公開する(財務諸表を金融監督管理委員会証券先物局に提出する)ことを指します