残業代・休日勤務の賃金

1. 割増賃金の計算方法
1. 通常勤務日の残業代

1日の勤務時間8時間を超えた分が残業代として、以下の加算率に基づき計算されます。
・最初の2時間:時給×1.33 (厳密には3分の4)
・次の2時間以降:時給×1.67 (厳密には3分の5)

2. 休息日の残業代

・最初の2時間:時給×1.33 (厳密には3分の4)
・次の2時間以降:時給×1.67 (厳密には3分の5)
・残業時間は4時間を1単位として認定するため、4時間以内の場合は4時間として、4時間~8時間の場合は8時間として残業時間を計算します。

3. 事例1.通常勤務日の残業代

例えば、従業員の月給が10万元(時給換算は10万元÷30日÷8時間=417元)で、通常勤務日(例えば月曜日)の残業時間が2時間だった場合、残業代は以下のように 1,112元となります。
最初の2時間分:417元×2時間×4/3= 1,112
合計= 1,112元

4. 事例2.休息日の残業代

例えば、従業員の月給が10万元(時給換算は10万元÷30日÷8時間=417元)で、毎週の休息日が土曜日で当該日の勤務時間が2時間だった場合、4時間と認定されるため、残業代は以下のように2,502元となります。
最初の2時間分:417元×2時間×4/3= 1,112
次の2時間分: + 417元×2時間×5/3= 1,390
合計= 2,502元

2. 台湾国定休日の勤務

労基法では、中秋節や国慶節等の国定休日に従業員を勤務させる場合、従業員の同意書がなければ当該勤務日の賃金を通常賃金の1倍分を加算して支給する必要があるとしています。同意書がある場合には加算は不要です。このため、たとえシフト制採用の企業であっても、都度、国定休日の振替について各従業員から同意を得る必要がありますのでご注意ください。
台湾の国定休日は行政院のHPから確認することができます。https://www.dgpa.gov.tw/information?uid=2&pid=4293